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これまで と これから

海の向こうからおみやげ持ってきた。

言葉の意味を推測するヒント

 

 

イタリア語はラテン語起源。

 

英語はゲルマン語起源らしいけどラテン語(他の言語も)の言葉も混ざってる。

 

言語の歴史がラテン語のほうが古いし、ラテン語使ってたローマ帝国は中部イギリスまで支配下に置いてたからだろうね。

 

現代のイタリア語と英語でも、とても似通っている単語もある。

 

どちらの言葉でも共通して単語の頭に

in-とか、 un-とか、 co-や con-、 re-で始まる単語には、

「こんなニュアンスの意味が付帯される」ってことが推測できたりする。

 

漢字でも、偏やつくりで、「病だれ」は病気や疾患に関する言葉だとか、「さんずい」は水に関する言葉だとか、古代中国で貝が通貨代わりに使われてたから売買に関する言葉には「貝」が入ってる、とかで判るのと似てるかも。

 

In-や un-は、その後に続く言葉を否定する意味でつく。

漢字で言うと、「非」や「不」。

たとえばinfinityは、finishしない、終わらない=永遠、

incredibleは、credit(信用)できない=信じられない、

unhappyは、まんまハッピーじゃない、の意味でしょ。

 

辞書にドンピシャでその単語が載ってなかったとき、頭にこれがついてたら、それを抜いた言葉で調べて、それを否定する意味では?という推測をしてた。(けっこうあってたりする)

 

Inは否定の他にも「あいだ・中(へ)」の意味があって、その場合、in-だけじゃなくてinter- という接頭語になる言葉もある。

International(国際間の)とか interval(あいだ・合間)とか。

 

Co-やCon-には、自分以外の相手と一緒に何かを為したり、とにかく単独ではなく、その行為には誰か「相手がいるニュアンス」が含まれる。

congress(会議) cooperation(協力) contribute(寄付)・・・・・・・

 

イタリア語で英語のwithにあたる言葉は、まんまconだしね。

アンドレア・ボチェッリの「Con Te Partiro’」はこの語順のままで、英語にすると「With You I’ll depart」です。

 

でもcon- にはそれと同時に、握りこぶしにキュッとちからを入れるような、なにかを集約する感じのイメージもあって、そういったニュアンスは、

concentrate(集中) concrete(コンクリート) concept(基本理念) conclusion (結論)・・・ .

などの言葉に表れてる気がする。

 

Re-は再び繰り返す、戻る(回帰する)、という意味でつく。 

return(戻る) replay(再生する) response(回答する) ・・・・・・・・・

 

中学生の頃かなぁ、初めて知って、なんて不思議な響きの言葉なんだろう、って思った言葉があった。

 

生まれ変わり、転生、という意味の「リ・インカネーション」reincarnation

 

イタリア語でも「リ・インカルナツィオーネ」reincarnazioneというのだけれど、

中学生のとき、その音の響きに魅了された言葉の意味が、イタリアである日いきなり、すとん、と意味がわかった。

 

イタリア語で肉はカルネcarneという。

 

豚肉とか牛肉とか鶏肉とか、そういう単語は別にあるけど、一般的に「肉」と言うときは、カルネ。 謝肉祭と訳されるカルネヴァーレcarnevaleにも、この言葉が入ってる。

 

ある日いきなり、わかったの。

 

Re(再び) in(中へ) carne(肉)・・・・・・

肉(体)の中へ、ふたたび(魂が)入る・・・・・その状態のことを、示した言葉だったんだって。

 

無意味に一人で感動した。

 

実感を伴って言葉の意味がわかったときは、いつも身体の奥から深い感動を感じる。

 

母国語では今まで何回か味わってきたけど、外国語でもそんな感動を感じられたことが嬉しかった。

 

そしてあらためて、きれいな響きの言葉だなって思った。

どこか神秘的な、不思議な響き。

 

澄んだ鈴の音色みたいな。