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これまで と これから

海の向こうからおみやげ持ってきた。

8月の長い夜 II

日本

 

ONE OK ROCKの <Fight The Night>(*)に、 
映画<永遠の0>の映像を合わせてUPしてる人がいた。
実際のテーマ曲よりもマッチしている と 多くの称賛のコメントがついていて
私も とても印象的な作品だと思った。


永遠の0は 原作のほうは読んだけど、映画はまだ観たことがない。
でも この動画をみて、本編を観るのはやめようと思った。


たぶん無理だ。
まともに全部観てしまったら、あの戦争に巻き込まれた
すべての人たちのことや
各々(おのおの)が持っていたであろう さまざまな想いに また
心が持っていかれてしまって 気持ちがふさいで
私の場合 普通の状態に戻るまでに
下手すると一か月くらい 使い物にならなくなってしまう可能性が・・・
(表面的にはちゃんと普通に受け答えなど出来ますが
けっこう引きずられる傾向があるので・・・)

 

子供の頃から 盛夏の8月の暑さと 「前(さき)の大戦の記憶」は 
重なって感じている。
生まれてもいなかったはずなのに
映画やドラマや 学校や本で  繰り返し
見たり 聞いたりした 戦争の記憶たちは
澱(おり)のように 私の中にも沈んでいる。

 

学校で 
「日本は戦争で焼け野原になったのに どうしてこんなにも早く
経済大国へと成長できたのかと 世界から不思議がられています」
といった 教師の言葉を聞いたけど

 

映画やドラマでしか見ていなくても 
帰ってくることが出来た人たち、 生き延びることが出来た人たちが
帰って来られなかった戦友や、 命を奪われてしまった家族や 
友人たちのことを想い

 

不幸なことは全て忘れて じぶんだけ幸せになろうなんて 思えなくて
ただただ毎日  
辛い記憶を頭から追い出したくて、 
もう会えない人たちへの 供養や弔いのつもりで、
がむしゃらに 一生懸命働いてしまったから 
結果として 国が発展しちゃったんじゃないの って
高校生くらいにはもう 自分なりの答えを見つけてた。

 

この歌詞にある <another day> は
文字通りなら 「別の日」で、 
夜が明けて 新しい陽が昇れば 
それはたしかに もう一つの 「別の日」なのだけど
昨日と同じ 戦っている今日なら 
ここで彼らの言う<another day>では ないのではないかと
私は感じる。

 

Takaの歌い方も、感情を強く前面に出すというより 抑えた感じの 
すべての物事を達観しているかのような 静かな歌い方で、
それが私には 
寡黙に任務に赴いていった 兵士たち自身と
イメージが重なって聞こえる。

 

敵艦へ突っ込む数秒前の 微かな笑顔を 
岡田准一さんは見事に表現して見せているけど

 

(「みんな、ありがとう。幸せに。」「ごめんな」
「お前たちをこれ以上前へは進ませない」
「俺もいまそこへ行くぞ、待っていてくれ」
「我が人生に悔いなし」 ・・・・・・
私には、これら全てがあの表情のなかに表現されているように見えた)

 

いつか目にした、 あの中のお一人だった兵士のかたの 
ご家族へ残した手紙のなかで
「明日は 笑って行きます」 という一文があったことを、 私は思い出した。

 

そう書くと同時に 未来にあったはずの 
どれだけ多くの さまざまなものを 
そのかたは断ち切り、 諦めたのだろう・・・・

 

ルーズベルトニ与フル書>を残された市丸少将、
沖縄県民カク戦ヘリ」の電文を 必死の思いで打たれた大田少将、
そしてなによりも 
伝えたかった言葉を残すことが出来なかった 多くのかたたち・・・・・

 

この曲の最後の音は そうやって命を閉じて行かれた皆さん方の 
最後の脈動の音みたいに聞こえる。

 

この世での最後の 心臓の鼓動の音・・・・・

 

あの時代の人たちが ああやって必死に 
身体を張って
命をかけて 守ってくれたから
この国は今も 息を繋いでいる。

 

私は そう感じている。
だから 心から感謝をしている。
私も なにかしなければと 感じている。

 

もうすぐ すべての精霊たちが家族の元にお帰りになるお盆だ。
その日 遠い空の下で命を終えられた たくさんの魂たちも
海を越えて なつかしい故郷へと戻って来られるのだろう。

 

おかえりなさい・・・

 

 

(*)歌詞を訳してみました。

 


【 高画質 フル MAD】 永遠の0 ONE OK ROCK FIGHT THE NIGHT new アルバム 35xxxv full film eternal zero

 

 

<Fight The Night> 戦いの夜 

 

Here comes the rain
雨だ
So many scars never fade
決して消えることのない 無数の傷跡
This is the price of war and we’ve paid with time
これが我等の戦いの代償  時間と共に捧げてきた・・・・


We’ll fight fight till there’s nothing left to say
我々は闘う  もう何も言うことはない と言えるときまで
(Whatever it takes  たとえ何を犠牲にしても)
We’ll fight fight till your fears they go away
俺たちは闘う 君の怖れが全て消えて無くなるまで
The light is gone and we know once more
陽が落ち 俺たちは決意を新たにする
We’ll fight fight till we see another day
我々は闘い続けると  皆で「その日」を目にする時まで

 

Let’s move along, it’s late.
動こう 遅れたぞ
The Sun will rise once again
太陽が ふたたび昇る・・・・
This field is lined with the brave souls in relief
この戦場には 今は安らいでいる勇敢なる魂たちも 従軍してくれている


We’ll fight fight till there’s nothing left to say
我等は闘う  伝えるべきことを全て伝え切るまで
(Whatever it takes そのためにどれだけ 何が必要であったとしても)
We’ll fight fight till your fears they go away
僕たちは闘う  皆が恐怖に怯えなくて済むように
The light is gone and we know once more
光が見えなくなっても 自分たちには解ってる
We’ll fight fight till we see another day
我々は闘い続けると 今とは違う「別の日」を 共に見る時まで


Another day……
今日とはちがう 別の日を・・・・・
Whatever it takes……
そのために 何を供しようとも・・・・・


Here comes the rain
雨が降る
So many scars never fade
風化しようのない 数々の痕跡
This is the price of war
こんなふうに 時と 金を 費やした
And we’ve paid with time
これが我等の 戦争の代償


We’ll fight fight till there’s nothing left to say
我々は闘う  言い残すことが一つも無くなるまで
(Whatever it takes  たとえどんな犠牲を払っても)
We’ll fight fight till your fears they go away
私達は闘う  銃後の人たちの恐れを すべて無くすために
The light is gone and we know once more
暗闇だろうが 決意は変わらない
We’ll fight fight till we see another day
我等は闘い続ける  争いのないその日を 目にするときまで
We’ll fight fight till we see another day……
闘いつづける   新しい 「その日」 を見るまで・・・・・