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これまで と これから

海の向こうからおみやげ持ってきた。

お辞儀の仕方を考えてみた

文化・芸術

 

イタリア人が 日本人のマネをしてお辞儀をしようとすると、
たいてい 
首だけをヘコヘコ動かす 
どっか変な、


「あのー ひょっとしてバカにしてます?」


と聞きたくなるような動きになっている。
(両手を胸の前で合わせて頭を下げる人も多い・・・・
それは微笑みの国・タイですよー)

 

自分もお辞儀の仕方なんて、
どこかで礼儀作法をきちんと習ったこともないし
(ほんの少し、足袋を履いての 
立つ・座る・歩く の手ほどきを受けたことがあるだけ)
自分自身がちゃんと出来ているのかも自信はないけど、


でもとりあえず そのヘコヘコは
何とかしないとだめだわ と思って、
日本人のお辞儀というものを 
真面目に検証してみた。

 

腰から曲げているのは確かなんだけど、
単に「腰を曲げて」というのも、
どうも違う動きになってしまう。

 

自分でも何度もお辞儀をして考えてみる。


 
生まれてこの方、こんなに意識してお辞儀してみたことなかったかも。

 

しばらく悩みながらそれを繰り返していたら、
お腹の
丹田(たんでん)のあたりに 力が入ってることに気が付いた。 
あ、わかった、と思った。

 

ヘコヘコしてたイタリアの人たちに言ってみた。

 

おへそから指4本分真下の位置を 意識してみて。
その位置の、身体の奥。


そこは丹田といって、日本人は伝統的に、
そこが精神の宿る大切なところだと考えていたの。
心臓や頭じゃなくて。

 

切腹の時はだから、そこを掻き切った。

 

お辞儀をするとき、
そこにぐっと力を入れて 引いてみて。
背筋は伸ばしたまま、
手は自然に落ちるところで揃えるか、体の横につけて。

 

お腹の奥のその部分で
目の前にいる相手を敬う気持ちを持ちながら
静かに頭(こうべ)を垂れる。
それが日本のお辞儀だよ。

 

そう教えたら

彼らもきれいにお辞儀が出来た。

 

あってるかどうかはわからないけど、
まぁ私も日本人の一人なんだし、
私はそうやってるわけだし、いっか、と。

 

あとやっぱり、そうやって
<気持ちを込める> ということを教えると、
かたちだけマネするより ぜんぜん
お辞儀するときの <姿の綺麗さ> が違ってきた。 
イタリア人でも。

 

やっぱり何ごとも <心>が 表の姿に現れるものなんだな、と
改めて感じた。

 

もし外国の人に日本のお辞儀の仕方を教える機会があったら、
ひとつの教え方の例として、よかったら参考にしてみてください。