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これまで と これから

海の向こうからおみやげ持ってきた。

2006年ワールドカップ決勝戦

人びと

 

をイタリア人たちと共に イタリアで観たときのレポート。

 

このまえのFIFAクラブワールドカップでの鹿島アントラーズの善戦を観て
ワールドカップといえば
そういえば私、イタリア優勝をイタリアで観たんだったなあと思い出しました。

 

それでね、話題が遅いのは、このブログの主旨なんですね♡
過去話がメインですから♪
(↑開き直り☆ そして12月ってなんでか忙しいよねT_T)

 

ということで

 

イタリアVSフランスの決勝戦が行われる日
アルノ川沿いの少し広い 普段は駐車場になってるスペースが解放され
大きなデジタルスクリーンを載せたトラックが鎮座し、
川沿いの道路も車両に対して完全封鎖、
歩行者天国状態の、即席の
野外観戦&応援スペースが出来ていた。

 

日本人の友達に「一緒に行かない?」と誘われて、
女の子3人で行ったんだけど、
イタリアでは夕方の時間で、見た感じ若い子ばかり、
ものすごい数の人が集まってた。

 

「えりちゃん、待ってー!」
ずんずんとスクリーン前へと進んでいく友達に遅れそうになって、
人ごみのなかで、日本語で大きな声を挙げてしまったからか
周りが ザッ といっぺんに振り返って、こちらを見た。

 

え?ゴメン、邪魔した? 
と一瞬 こめかみに汗を感じる。

 

そのまま じーっと 私を見つめる子たちがいたので
(たぶんほとんど高校生とか大学生くらいの10代の子)
とっさに
「シアーモクィ ペルファーレイルティーフォ ペルリターリア エ?」
Siamo qui per fare il tifo per l’Italia, eh? 
わたしたち、ここにイタリア応援しに来たんだからね?
と言うと、


その子たちは
「イエーイ!!!」 「オー!!!」 「ブラーヴェー!!!」
などと盛り上がってくれて、スペースを開けて
満面の笑顔で 私の背中や肩をばんばん叩きながら 道を通してくれた。

 

イタリア人はそう背の高い人たちじゃなくて、
けっこう日本人と体型が似てると思うけど
(北イタリア人はドイツ人との混血で背高い人多し)
私自身背が高くないから、こんなにたくさんの人の中だと、
せっかくの大スクリーンでも、画面の上の方しか見えない。

 

やっぱり男性というか、男の子たちのほうが熱心だから
スクリーン前で 自然に黒山を作ってしまうし、
ときどき人が動くときに 空間に隙間ができて覗けることはあるんだけど
ずっと安定して観続けるのは けっこう厳しいんだよね・・・・・

 

彼氏にくっついて来た、みたいな、
あまり試合そのものに興味はなさそうな女の子たちが 後ろのほうで
女の子同士おしゃべりしてたりもして、わりと自由な空間。
みんな缶ビールなどを片手に、ほぼ全員立ったまま
おしゃべり or 観戦 といった感じでした。

 

ときどき見えたり、見えなかったり。
背伸びしたり、休んだりしながら
そこで観戦(一応)を続けていたら、あの瞬間が来た。


 
ジダンの頭突き事件。

 

最初、誰も 何が起こったのかわからなくて
「え、なに?」
「なんかあったの?」
「試合、ひょっとしていま中断してる?」
と静かにざわついていたのだけど、
再生映像が映し出され、ジダンが頭突きしたことがわかると、
その場がエライ騒ぎになった。

 

抗議の「オー!!!(怒)」が空を突き上げるように一斉に沸き起こり、
口々に
「信じられない!」とか
「恥を知れ!」とか、
まるで目の前の人間を責め立てるように、
画面に向かって腕を振り上げて怒鳴る人もいれば、
後ろを振り返って周りの人と
「今の見たか?なんて卑怯なマネをするんだ!」と叫びあう人もいて、
それまで皆、顔はスクリーンに向いていたのに、
顔をはじめ身体の動きが 不穏な雰囲気をはらんで
バラバラに動き始めた。

 

試合が再開されたのですぐに収まったけれど、
あの異様な空気と空間の数分は
その場の殺気というか、周りのエネルギーが がーっと増して、
ちょっと緊張感が高まった。

 

そして 最後にイタリアは、フランスに勝った。
(画面がよく見えない状態はその後も続いていたので、
臨場感なくてすみません・・・・)


 
イタリア、ワールドカップ優勝。

 

歓喜の瞬間、
ワーッ!!!!!!!とその場じゅう、皆が
空に、真っ直ぐ上に飛び上がった。

 

あの頭突き事件の後だけに、みんな本当に、すっごく嬉しそうに飛び上がって、
抱き合って喜んでた。


知ってる人も知らない人も、ぜんぜんもうそんなの関係ない。
周りじゅう 手当たりしだい、誰とでも喜び合った。

 

私たちももちろん嬉しくて、何よりその場にいたから、
イタリア人たちの喜びの輪に自然に参加してた。

 

興奮して叫びまくってる人、
ぴょんぴょん飛び跳ねてる人、
(単独もいれば3~4人で肩組みながらもいれば、丸く輪になってるのも)
何やら歌い始めてるグループ、
よくわからないけど、なんか走ってる人もいたな・・・

 

そのうち興奮が収まってきて、
そろそろ帰ろっか、と私たちも群衆に混じって歩いてるうち、
どこからともなく言葉の合唱が聞こえてきた。

 

カンナバーロ! スービトサント!!」
Cannabaro, Subito Santo! カンナバーロをすぐ聖人に!

 

ローマ法王バチカンに、
今すぐ彼を聖人として認めろ、という要求をしてる(笑)


もちろん冗談というか気分の上での言葉だけど(・・・たぶん)
日本で言うなら
「今すぐ彼を神様として神社をつくって祀れ!」
みたいなニュアンスかな。

 

通りでも、両側の建物の開け放った窓々から、
通りに向かって喜びの大声が降ってくる。


中にはビールなのか水なのか、
そんなもんを上から ざばっとぶちまける輩もいて、
うっかり歩いてると 非常に危ない。

 

でも、すっごく楽しくて、嬉しい気分だった。

 

わたしはイタリア人じゃないけど、もうイタリアは 
自分の<身内の感覚> になってた頃だし
周りじゅう、街じゅうが、
みんなみんなハッピーで
同じ喜びをこんなにも共有している感覚って、
生まれて初めてだった。

 

車の交通量の多い大通りに出ると、モトリーノの数が凄かった。

 

雲霞のごとくびゅんびゅんと、道路じゅうを埋め尽くすほどの数。
モトリーノたちの間に車やバスがあるってカンジ。 

 

二人乗りで 大きな音を鳴らしながら走ってるのが多くて、
車も、たくさんがクラクションを鳴らしまくって走ってた。 

 

優勝の喜びを祝うための、爆発的なクラクションの音の洪水で
大通り全体が、まるでファンファーレの川だった。

 

大きな旗を誇らし気にはためかせながら走り抜けていくモトリーノの
その旗を良く見てみたら、
地元フィオレンティーナの旗だったので、
友達たちとみんなで そのモトリーノに向かい、

 

「関係ないじゃーん!」
と叫んであげた(笑)

 

友達の家でスプマンテをポン!と開けて、イタリア優勝に乾杯した。

 

気持ちよく酔っぱらえましたね~♡ 
おめでたいコトだしね!

 

この日以降、数日間、人との挨拶は
「チャオ、勝ったね」 「チャオ、ああ、勝ったよ」
だったんですけど、私の周りw

 

とても楽しい思い出です。^^

 

 

*2010年WCアフリカ大会の時のオフィシャルソングだけど、
使われてる映像はこの2006年の時のみたいだし
あのときの、私が経験したイタリアでの空気も感じられて
好きなPVです。
このPVのシャキちゃん可愛い♪
彼女の歌は、スペイン語バージョンの方がだんぜん良い!
ので、独断と偏見でスペイン語バージョンのほうをお届けします。

 

 

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