これまで と これから

海の向こうからおみやげ持ってきた。

イタリアのクリスマス休暇は1月6日まで


 
イタリアでは クリスマスが終わっても
飾りつけをしまうことなく そのまま新年を迎え、
1月6日まで お祭り気分が続く。

 

12月の中頃を過ぎると、人々は
そろそろ始まる年末の気分に心を浮き立たせながら
「ブォネ フェステ Buone Feste! (良い祝祭たちを)」
という挨拶を交わし合う。

 

その祝祭たちとは
ナターレ(Natale クリスマス)
カポダンノ(Capo d’anno お正月)
そして
エピファニア(Epifania 公現祭)

 

この最後のエピファニアの日が、1月6日。

 

公現祭というのは、キリスト教のお祭りで
聖書にそのエピソードが書かれているんだけど

 

東方から三人の博士が、「メシア(救世主)がお生まれになる」ことを知り
星の導きに従い、長い旅をしてきて
クリスマスの夜にベツレヘムでお生まれになった
赤ちゃんのイエスキリストを ようやっと見つけ出し、
<我らの救世主>として捧げものをし、礼拝したのが、1月6日だった
というもの。

 

誕生当日の夜も、近隣の羊飼いたちが天使のお告げを聞いて
馬小屋で生まれたばかりのイエス様のもとに集まり、礼拝をしたけれど、
ちゃんとした知識階級である博士たちが
「本当に救世主が生まれた」と確認したことで初めて そのことが 
<公に><事実として現れた> ということなんだそうです。

 

西洋らしく、<認識されないことは事実として存在しない>
ってことなんでしょうね。 
シュレディンガーだっけ?ナントカの猫、みたいな。

 

フィレンツェではこの日の朝、
ドゥオーモで 公現祭の特別礼拝が行われる。

 

エキゾチックな、昔の中東ぽい衣装や、ルネサンスの頃の衣装を着た
市民の人たちが、街なかをゆっくり歩き、ドゥオーモへと向かう。
もはやコスプレ行列なんだけど、とても素敵な衣装ばかりで、
私はこのエピファニアの行列を見るのが大好きだった。

 

この日はキリスト教のお祭りであると同時に、
子供たちにとっては
ベファーナという魔女が
良い子には贈り物、悪い子には炭を持ってくる という
言い伝えの日でもあるから
鼻の大きな、ちょっと怖い顔をした魔女のお人形も
街のあちこちで よく見かける。

 

そして6日を過ぎたら
それまで約1ヵ月、朝食をはじめ おやつに食べていた
甘いパン菓子のパンドーロやパネットーネの季節が過ぎた、ということで
売れ残りの大安売りが始まる。

 

同時に
街じゅうで、冬のサルディ(saldi セールのこと)が始まるから
みんなそれぞれ、食べ物も 着るものも
お目当てのものを手に入れるべく
イタリア人も 観光客たちも
買い物に走る。

 

質の良い革ブーツなんかは、このサルディの時が狙い目ですよ!
近年は消費者を早く取り込もうと、6日を待たずにセールを始める店が出てきて
ちゃんと期日を守りましょう、とフライングをたしなめられたりしてたっけ。

 

政府は TPPの展望が
アメリカのせいで先行き不透明になってるから
代替的な対策として 
EUとのFTA交渉に本腰を入れる、との報道があったけど
ヨーロッパの製品が それこそ 食べ物も 着るものなども
今よりも安く 日本で買えるようになったら嬉しいな♡

 

あの 冬の華やいだ街並みを思い出しながら
イタリアでお気に入りだったパネットーネまた食べたいなあ~
とか 思ったりする。