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これまで と これから

海の向こうからおみやげ持ってきた。

冬のカフェメニュー<チョコラータ・カルダ>

 

イタリアではチョコレートは、食べるだけじゃなく、飲むものでもある。
しかも さらっとした 「チョコレート味の飲み物」 じゃなくて
チョコレートそのものを そのまま液状化したような、
イタリア語ではデンソdenso と表現される
粘性の重さのある液体。 

 

でも店によって差はあって、
薄めのココアみたいな
「これってチョコラータ・カルダ?」と聞きたくなるようなモノも
時にはあった。


ちなみにカルダcaldaは、熱い、という意味。
(男性名詞につくときはカルドcaldoと語尾変化)

 

冬、大きなバールにはたいてい置いているけれど、
ガイドブックでは
シニョリーア広場のカフェ・リヴォワールが有名だと書いてあったかな。

 

私もチョコレートは大好き。
でも実は
あまり飲み物のほうのチョコラータには
そこまでのパッシォーネpassione(情熱)を感じないほうだったので、
冬が来たらどこかへ必ず飲みに行く、というわけでもなかった。

 

でも 「あそこのチョコラータが恋しい」 と、
冬になると行きたくなるお店はあった。

 

カルミネ教会広場の先の、ヘミングウェイというお店。

 

ここにはカカオの割合が %ごとに分かれているチョコラータカルダがあって
甘みが全く入ってない、たとえば70%くらいのものを選ぶと、
もう、ただ苦いだけの飲み物になる。

 

男の人はその苦さが好きらしいんだけど 私は無理で、
いつも甘みのあるほうを頼んでた。

 

この店で作っているオリジナルではなくて
仕入れて置いているものだけど
フィレンツェの特別なパスティッチェリーアのつくる特別なチョコレートケーキも
ここで食べられる。 

 

これがおススメ。

 

濃厚で豊かな、大人な味のチョコレートケーキなんだけど、
卵、小麦粉、バター、生クリーム、砂糖が、
いっさい、まったく入っていないチョコレートケーキなんです!

 

それでどうやってこんなに美味しくなるの???
という不思議なケーキで、
一口食べたら、たぶん誰にとっても印象に残るケーキだと思う。
ふっくらしたものじゃなくて、
みっちりと詰まったチョコの真髄、みたいなケーキ・・・・・

 

私はご縁があって、これを生み出したご兄妹と
お話ししたことがあるんだけど、
このケーキ、いちど日本の有名デパートさんだかと
日本への輸出の話が持ち上がったけど、
理想的な輸送条件が整わなくて 頓挫してしまったそうだ。

 

要するにクール便が必要だったんだけど、
ケーキの品質を保持するための、なんかいろいろ細かい条件が
どうしても合わなかったらしい。

 

ピストッキPistocchi というケーキだった。 
(いま調べたらTorta Pistocchi トルタ・ピストッキ が正式名称)

TortaPistocchi® | Torta di cioccolato fondente *イタリア語のみっぽいです★

 

直営店はフィレンツェの観光中心地(チェントロ)からはすこし離れた
住宅地エリアの中にあるけど、
チェントロエリアのお店にも、販売用に置いてるところも
増えてきてたと思う。

 

あれからもう何年か経っているので、今なら輸送条件整ってないかな~
どこかの日本企業さん、輸入してください♪ 
そしたら買います♪(とんでもない値段にならなければ)

 

そうそう、そういえば
サンタクローチェ広場でチョコラータのメルカート(市場)が開かれるのって
たしか1月の中頃からじゃなかったかな。

 

まだ続いているのかわからないけど
私がフィレンツェに住んでた頃は、
年明けの寒い時期に
トスカーナ州のチョコラッテリーアをはじめ
イタリア全国、他のEU諸国からも参加する
ちょっとした規模の「チョコレートの祭典」をやっていた。
2週間くらいは開催してたような。

 

並んだテントの それぞれのお店が 
凝った飾りつけと共に 魅力的に商品を並べていて
さまざまなプラリネやタルトゥーフォ(トリュフ)←チョコレートの
チョコラータカルダ
ジェラート
チョコレートリキュール
その他にも、いろんな、チョコレートを使った珍しい製品が並んでいた。

 

その場で食べることも出来るし、買って帰ることも出来る。
いつ行っても多くの人でごった返していて
そこに来ている人みんな、
大人も 子供も
顔が ほんとにもう とても幸せそうに輝いてた(笑)

 

この広場では、11月の中旬からクリスマス直前まで
クリスマスマーケット(ドイツからやって来る)も 毎年開かれてるんだけど
だんだんと規模が縮小していってて(参加するお店の数が少なくなっていってた)
ちょっと寂しい感じになってたな。

 

毎年 心待ちにしているファン(私もその一人だったけど)は
メリーゴーランドの形をした可愛らしいバールや
ヴァンブリュレ というドイツ風ホットワイン(ちなみに白ワイン)
ドイツのソーセージにザワークラウト
ドイツのビール、
ストゥリューデルというリンゴパイ
そして
クリスマスのいろんな飾りや
キャンドル、ランタン、
テーブルクロスなどのキッチンファブリック、
お皿やカップ、
ポプリや アクセサリーなどの雑貨類・・・・・
たくさんの、素敵なものたちを楽しんでた。

 

冬の寒さが厳しい時期でも
フィレンツェでは いつも何かしら こういった街のイベントがあって
それによって街全体に明るさをもたらし 
心を浮き立たせる雰囲気が あった気がする。

 

乾いた晴天の続く日本と違って イタリアの冬は
灰色の空だったり 雨が降る日も多いけど
イタリア人は 寒い季節は 寒いなりに
楽しむ術を持ってたみたいで
彼らは冬でも相変わらず ずっと笑顔で過ごしてた(笑)