読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

これまで と これから

海の向こうからおみやげ持ってきた。

イタリアで携帯電話デビュー

 

私は携帯電話を 2011年まで 日本で使ったことがなかった。
持っていなかったから。

 

周りに携帯電話を持つ友達も増えてきていた2000年。(遡るな~・・・)
でもその年の秋には イタリアで生活し始めることはわかっていたから
多少不便を感じても、日本ではずっと買わないでおいた。

 

というわけで、私の人生における携帯デビューは、
2000年秋のイタリア。

 

イタリアの携帯電話の主要キャリアは
TIMと略されるイタリアテレコムと、
それと張る二大勢力の対抗馬として、後にヴォダフォンになる、
当時はなんちゃらという名前の会社(ごめん忘れたー、 Omnitelだったかな?)
そして2003年くらいからかな、中国資本という噂のトレ(数字の「3」)と
オレンジ色がイメージカラーのwind(ウィンド)
という会社が参入した。

 

他にも何かあったような気もするけど、すみません憶えてません。

 

あちらでは端末の値段は高いけれど
電話番号(SIM)それ自体は10ユーロくらいで買える。

 

イタリアでは 近年ようやっとそのシステムが始まった日本と違い
少なくとも 2000年時点で既に SIMフリーのシステムだった。
むしろそれが基本、という感じで。

 

先ずは町の電器屋さんか携帯電話会社のお店へ行って、
携帯端末をえらぶ。


「品質のいい端末は200ユーロくらいするよ」
という話を日本人留学生仲間からは聞いていたけど、
周りのイタリア人の持っている機種では、
ノキアがいちばん多かった。


その頃、ノキアの携帯は70ユーロくらいの値段で
いちばんリーズナブルだったからだと思う。

 

そういう私は、デザインがノキアより可愛いかった、
同じような値段の アルカテル というフランスの端末を選んだケド。
あとはモトローラの端末も、けっこう人気あったかな。

 

2004~5年くらいだったかな? あの、特徴的な
横幅のあるデザインのブラックベリーがいきなり流行り出し、
でも人気は続かず、
その短いブームのあとに サムスンソニーエリクソンの機種が
どっと増えてきてた。
(その頃ノキアは静かにフェードアウトしてた)

 

 

さて、最初に買いに行った時の話に戻って・・・・ 

 

 

どの端末を使うか決めたら、今度は電話番号を買う。
私は特定キャリアの店ではなく 街の電器屋さんに行ったので、
「どこのSIMを買いたい?」と聞かれて、
友達の薦めで ティム(TIM)と呼ばれるテレコムイタリアを選んだ。
(数年後に同じ番号のままヴォダフォンに変更しました)

 

用紙に その時住んでた住所などの情報を記入して、
身分証明書のコピーなどを提出したと思う。
私の場合はパスポートだった。
まだイタリアの滞在許可証申請中で出来上がってなかったので。

 

お店の人に SIMを携帯に取り付けてもらったり
初期の作業を全部やってもらって、
携帯端末と充電器のセット+SIM代、
トータルで だいたい80ユーロくらいの値段で、
<はじめての携帯>が持てた。

(細かいコト言うと、この頃はまだユーロじゃなくて、リラでした。)

 

各キャリアには毎月定額を払う料金プランもあるけれど、
イタリアでは基本、プリペイドで使うのが普通だった。

 

残高が少なくなってくると、その時の経済状態に合わせて、
5ユーロぶんだけチャージしたり、
20ユーロぶんとか、入れたりする。

 

今はあちらでも もう スマートフォンが主流なんだろうけど、
私が住んでたガラケー時代と
通信料金に対する基本姿勢は そう大差ないと思う。
日本みたいに 明細が複雑なものでもなく、簡潔で明瞭。
そして
利用者たちは、自分のライフスタイルとか
使いたい用途に合った 合理的なプランが選べる。

 

私はどちらかというと 昔から電話は苦手なほうだし
限られた人たちと ときどき 
通話とSMS(ショートメッセージシステム)で話をする程度
しか使わないので
毎月定額を払うプランだと逆に損をするから
ずーっとプリペイドで使ってた。

 

通話では、同キャリアへよくかける場合、
他キャリアへもよくかける場合、
かけるより受けることが多い場合、
SMSを多く使う場合、
同キャリアの決まった番号によくかける場合・・・・
と、色んなプランを選べた。

 

ひとつだけ番号を選べて
家族や、恋人同士で お互いの電話番号を登録し合って
その番号には いつかけても 何回、何時間かけても ずっと無料
っていうプランなんかもあった。

 

ちなみにSMSは、「EU内なら」どこでも、
どこの国にいる人の携帯へ送っても、
一律 たしか1回 15セントだったと思う。

 

イタリアで契約した携帯電話がEU内を移動してる場合だけじゃなくって
フランスだとか、別の国で契約された携帯電話へのメッセージであっても
イタリアの携帯電話から 1回15セント。

 

コレってすごいなぁ と思ってた。 
ロンドン在住の友達と フィレンツェからSMSのやりとりしても、
全く料金に響いてこなかったよ。
(ただし電話をかける場合は普通に国際電話料金★)

 

夏休みにアイルランドやドイツなどを旅行してるイタリア人の友達から
「今ここにいるよ~」というSMSが届いたりもした。 
今でいうFBやツイッターみたいな使い方。
メールだから 伝えたい人全員に送らないといけないけど・・・

 

向こうに住んでいたあいだ
私の 携帯電話にかかる料金は
いつもだいたい 月に20ユーロ程度だったけど、
使わない人は使わないから、友達のなかには
「わたし友達がいないから、携帯のお金がぜんぜんなくならないんだ♪」
なんて笑ってる人もいた。

 

日本に一時帰国したときは
日本の空港に到着して 携帯の電源を入れると 
イタリアの携帯の端末画面には ヴォダフォンからのお知らせが来る。
ローミングで使用できるエリアに到着しました」 みたいな感じの。
当然、使ったことはないですが・・・

 

一時帰国の時には イタリアの
プリペイドの料金システムは 本当に便利だった。

 

2年に一回くらい 日本に里帰りするとき、
私は だいたいいつも4週間前後
日本に滞在することが多かったのだけど、

 

約1ヵ月後にイタリアに戻ってきても
携帯に残っているお金は出発前と同じで、
1ユーロも 1セントも減らないまま、そこにある。

 

それに慣れていたせいか、
今回帰国して
初めて日本の携帯電話を契約したとき

 

使用状況に関わらず 問答無用で
毎月 1ヵ月ぶんの料金を払わされる日本のシステムは、
単にキャリア側の搾取に見えた。


 
今のシステムでこれだけ携帯電話を使った犯罪があるのに、
プリペイドは犯罪を助長する」という主張にも説得力がない。


 
最初にその番号を買うときに身分証明書を提出するんだから、
違いはせいぜい銀行口座情報くらいでしょ?
それとも身分証明書の偽造が、日本は多いとでも言うのかな。

 

イタリアでは一度取得した電話番号に
365日以内に 一度でもリカリカ(ricarica「再チャージ」)すれば、
その日からまた365日、その電話番号はアクティブ(稼動)になる。

 

もし1年チャージしなかったら その番号は無効になってしまうけど、
そのときは たしか50ユーロの手数料を払えば、
同じ番号を復活させられる。

 

いちど留学を終えて日本に戻った人が
旅行で短期間、イタリアに来るときは
この方法で携帯電話を復活させて、友達たちとの連絡に使ってた。

 

イタリアでは携帯電話は 経済的な負担にもならず 
とても使いやすかったけど、
日本のシステムには すごく不満を感じてる。

 

人生最初の携帯電話に 
日本よりも技術的な面では遅れている(単にイメージですが)と思われる、
外国の携帯電話を約10年間、使ったあとでのことだから

 

帰国して いよいよ日本の携帯を買う時は
「日本の携帯の、技術やサービスのシステムは 
もっと良いものなのだろう」 と 
最初から期待値が高かったせいもあるけれど。

 

たしかに端末の技術などは良いのかも知れないけど 
サービス面では遅れているように 私は感じる。

 

消費者の利便性が まるで考慮されていない印象があるから。

 

企業側の利権を守る目的だけに 全てのシステムが構築されていて
消費者は 自分の使用環境や 経済状態などで 使用条件を選べず
強制的に割高な条件で 取引させられている感覚が どうしても否めない。
料金の詳細も わけがわからないし。

 

だから 格安スマホが増えてきたのは良い傾向だと思う。
ちゃんと競争してもらわなきゃ、と思うもの。

 

 

セキュリティ上の安心と 
安定した通信環境を、
使用量に応じた 適正価格で。

 

 

消費者が求めてるのってシンプルなサービスなのにね。

 

 

主要キャリアの戦略担当さんや社長さんたち、聞いてますかー?