これまで と これから

海の向こうからおみやげ持ってきた。

パラダイムシフトを起こせる民族

 

以前 イタリア人に聡明さを感じると書いたけど、
よく考えたら 欧州文明全体が何世紀ものあいだ
(実に1000年以上の長きに渡って)
キリスト教の教義>に 完全に覆われていた時代に


星を観察し
人体を解剖し
思考を掘り下げ
キリスト教以前の ギリシャの古代思想にも学んで

 

ルネサンス> という意識改革(*)
西欧の人間たちの <現実世界への覚醒> のきっかけを作ったのは、
彼らイタリア人だった。

 

しかもその絶対権力、
キリスト教の総本山 ローマ教皇のお膝元
という場所で。

 

(*) イタリア語では 「リナッシメントRinascimento」 という。
「再誕生」「再生」という意味。
ルネサンスRenessance」という発音は フランス語。
なんでフランス語のほうで広まってるのかな?

 

観察し、
考察し、
現実的な結論を導く。 

 

たぶん とてもシンプルなことを やっているだけなんだろう。

 

イタリア人は
空想力や 想像力も 豊かに持ってはいるけど

 

現実の生活に対しては 
とても落ち着いた、冷静な目を持ったリアリストで

 

たとえば 

 

思想的な熱に浮かされる傾向よりは 
冷めた目で 自分の脳みそを使って考えて 
個々人で行動する傾向が強い ように感じた。

 

(イタリアでも中世は 魔女狩りは行われていたのかな?
彼らの性質を考えると なんとなく疑問が残るんだけど)

 

これは一般的な 「イタリア人」 のパブリックイメージとは 
違う部分だと思う。

 

彼らはどちらかというと 
思慮浅く 
乗せられやすく (ノリが良いのは本当 ^^;)
軽薄
に見られている と思うから。

 

もちろんこれは「私の」感想だから、
別の意見を持つ人もいるだろう。

 

でも私の目には 彼らは
一見 おちゃらけて見えても、
芯の部分では とても冷静に物事を見てる人たち 
に感じられたんだ・・・・ 全体的な印象として。 

 

でも明らかに彼ら自身に その自覚はないように思われる。
オレら普通に生活してるだけ、みたいな感じ。

 

それまでは迫害していたキリスト教を、
結局は帝国の中核に置くことを選んだのも
古代ローマ人 というイタリア人なら、

 

1000年以上の後
そのキリスト(カトリック)教文明の世界観をひっくり返したのも、
フィレンツェ人、もしくはルネサンス人という、イタリア人。

 

更にそのあと

 

宗教改革という 
大きな <文明の動き> を生み出すきっかけをつくったのも
イタリア人ローマ教皇だし、
(免罪符なんてモン発行するから・・・・・)

 

ついでに言うと

 

アメリカ大陸に ヨーロッパ人で最初に到達したことになっている
クリストフォロ・コロンボも、

 

合衆国の語源になった アメリゴ・ヴェスプッチも
実は イタリア人。
(お金出したのがスペイン王家)

 そういえば 地動説のコペルニクスも 
彼自身はイタリア人ではないけれど、
イタリアの大学で勉強してたから 
合理的な思想の影響は受けてると思うし

 

地球上の、ここ2000年ほどの歴史の 要所要所にいたのは
イタリア人だったという・・・・

 

これに気がついた時 
「何気にイタリア人、凄いんじゃ・・・・」 
と思った。

 

だから 文化的な人類史のベクトルを
少なくとも90度くらいは変えた<ルネサンス>が起こった 
フィレンツェ という街が
いったいどんなところなのか、見てみたかった。

 


他にも イタリア人てすごいな と思ったことがあるけど、
それはまた 別の機会に♪

 

 

 

興味のある人へ:

 

星の観察→

ガリレオ・ガリレイ
フィレンツェ在住だった。
彼が住んでた家がまだ市内に残ってる。
普通に人が住んでいるので、中は見られないけど。

 

人体の解剖→ 

レオナルド・ダ・ヴィンチ
レオナルドはフィレンツェから人生のキャリアを始めた。
彼が解剖の研究に通った病院 まだ市内に残ってるし、今も営業してる。 
エミリア・ロマーニャ州ボローニャにある ボローニャ大学
ヨーロッパ最古の大学で、
世界最古の、解剖学に使った教室を一般公開している。

 

思考の掘り下げ→ 

ジョルダーノ・ブルーノ、マルシリオ・フィチーノ
ピコ・デッラ・ミランドラ他 
彼らについて語れるほど、私自身 勉強できていないし、
フィレンツェでイタリア人から教えてもらって初めて名前を知った人物たちです。
関心のあるかたの自主性にお任せ♪  興味深いですよ!

 

ギリシャの古代思想→ 

メディチ家の当主たちによるプラトン・アカデミーの創設 
からの ルネサンス運動 という流れ。
この <ルネサンス> という文化活動を契機として、
それまで キリスト教の世界観をベースにしていた 
自然科学や 
哲学思想への理解や 
人々の 生活上、思想上の意識が
<宗教>を離れ、現代につながるものに変わっていく。

 

宗教改革>が起こるきっかけとなった
「免罪符」を売り出したローマ教皇は、
フィレンツェの メディチ家出身。

 

この<宗教改革>をきっかけに キリスト教
カトリックと プロテスタントに分かれ、
それが後の 
アメリカ合衆国誕生の きっかけにもなる・・・・